のぞみに勤務だと給料が下がる? 矛盾だらけの世の中。
2018/01/24
昨日は、朝イチの新幹線で、
大阪から東京へ来ました。
しかし、改めて、何ですが、ずいぶん、東京~大阪間が近くなりました。
私は、学生時代に、新幹線の売り子のバイトをしていたのですが、
時給は高かったんですが、乗車時間、正確には、新幹線が新大阪駅を出る時間から東京駅に着く時間分までしか出なかったんです。
当時、ちょうど、のぞみが登場した頃で、それまで、大阪から、東京往復で、約6時間勤務だったんですが、
のぞみの登場で、勤務時間が約5時間に減り、のぞみの乗車に憧れる先輩も多くいましたが、
結局、給与が減るし、さらには、揺れが激しいので、重労働ともなり、その逆転現象に、皆、笑っていたことを思い出します。
世の中の矛盾は、常に起こるもんだと、私は思います。
なぜなら、
論理的に理路整然とするために、世の中が存在している訳ではないからです。
たとえば、
昨日、朝イチのお客様から頂いた宿題は、遠心濾過器です。
沈降型ではなく、しかも、1~2リットルまでの小型の遠心ろ過器です。
昔はよくどこのメーカーでも売っていたそうですが、
どんなに小型でも、10リットル、20リットルまでで、なかなか1~2リットルのものを、メーカーが作らなくなってきたようです。
その背景には、メーカーとしては、納品するものに対しては、何か問題が起こったら即対応しなければならないという点に固執し過ぎて、生産用の遠心濾過器と比べたら、金額ベースでは比較にならないくらい安過ぎる研究用を売っても、事後の対応を考えたら、ある程度、もう少し大きなものでないと、割りが合わないっといった感じで、ごくごく小さな遠心濾過器が、少しずつ消えていったようです。
お客様は、昔からの小さな遠心濾過器を求め続けているのに、市場から姿を消していくという矛盾。
もしも、
お客様が求めてもないのに、過度に事後の対応をしなければならないという妄想にとらわれていなければ、
もっともっと、お客様が求めるものを、手にすることが出来ていたはずです。
だから、私は、お客様が求めているもの、サービスは何なのか?という本質を忘れた製品づくりは、本末転倒だと思ってしまう訳です。
参考までに、
KHでは、アナログのろ過器は、医薬品の原料を作っているプラントで使われている濾過器を、よく製作しています。
参考までに、
KHでは、アナログのろ過器は、医薬品の原料を作っているプラントで使われている濾過器を、よく製作しています。