老朽化対策の課題解決事例

日本のプラントの多くが建設されたのは高度成長期の1960年代~80年代。今から40~60年前であり、図面がないプラントも多くあります。また図面があったとしても変更や改善があり、現状が整理できていません。日本のプラントがかかえるこの問題に対し、ケイ・エイチ工業ではこれまで多くの解決策を提供してまいりました。

特に、図面のない設備、廃業したメーカーの機械等の図面化、オーバーホールのご依頼が絶え間なく続いております。また、アメリカ製の機械装置そのもの、廃盤となった機械そのままそっくり復元して、もう一つ新しいのを作って欲しいというご要望も多くなってきております。

自動化の課題解決事例

ヒューマンエラー防止、HAZOPの活用、人材不足等々の理由で、近年、さらに自動化を検討するプラントが増えてきています。特に、防爆エリアでの自動化の要望が増えてきております。

バルブ等の設備の一部を自動弁に置き換えるような自動化から、ライン全体の自動化まで、計画されています。防爆エリアでの自動化は、費用も納期も掛かりますので、稟議等要検討した上で、進める必要があります。また、アクチュエーター等が大きく、狭い場所では特に、配置設計で要注意しなければなりません。

また、防爆エリアでも、連続生産を検討されるプラントも増えてきており、何をするにせよ、P&IDが必須となります。

設備のIoT化、またAI化を検討されるプラントも徐々に出てきました。点検のIoT化、異常警報のIoT化、また故障前に未然にお知らせするAI化等も、進めております。

設計提案の課題解決事例

近年、ご依頼の多いご要望の一つが「設計を提案して欲しい」です。

ご要望の多い設計の提案依頼は、

1.配管のルート
継ぎ足し継ぎ足しで、ルートがあっちにいったりこっちに来たりで、グチャグチャになっているので、最短ルートで上がったり下がったりせず、きれいなルートを設計して欲しいというようなご要望です。もちろん、摩擦損失水頭等の計算も必要です。

2.研究開発設備
研究開発、技術開発においては、小さな設備に、色々と研究で使用したい要素がたくさんあるため、限られたスペースに、いかに配置していくかを考えることが設計するうえで大切なこととなります。研究設備を組み合わせたテストプラントを設計させて頂く機会も増えてきました。また、これまで頼っていた協力業者が、高齢やコロナ禍の理由で、廃業されて困られて弊社へ駈け込まれたケースも多々ございます。

3.その他の設計提案
新設はもちろんのこと、工場移転に伴う移設工事、プラントの増設、スケールアップ、製品の改良、パイロットプラント等

仕様の課題解決

防爆エリアで使用される攪拌槽、ポンプ等の各種回転機器等の設計、製作、現場据付工事、アフターメンテナンスも一貫して行っております。
弊社では、第二種圧力容器、消防20号タンクの検査や、消防署へ提出する図面等の資料の作成支援を行っております。
高圧ガス法対応容器等、第一種圧力容器は、協力業者にて製作等となります。

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